2日目は「伊勢かもしか出張所」を運営し、「かもしか道具店」の看板商品“ごはんの鍋”を製造している山口陶器さんの工場を見学させて頂きました。
工程のひとつひとつを順番に見学させて頂き、ひとつの陶器が出来上がるまでに、たくさんの人の手や機械を経ていることがよく解りました。また地元のお母さん達や陶器を愛する若者や老夫婦たちが暖かな陶器を産み出している様子は地場産業としての理想があるようにも見えました。萬古焼という伝統工芸に地域の人々が携わり守る。それは昔から脈々と受け継がれている、ある種の均衡が保たれた世界でもあり、現在は当たり前のようにありながらも、守ろうという意識を持たないと今後失われていくかもしれない可能性が孕んだ繊細な世界なのかもしれません。山口陶器の山口社長はそこに危機感を持って様々なオリジナル製品の開発や事業に取り組まれています。
様々な思いや願い、それらが組み合わさって製品が開発され産み出されていくのだろうと思いました。
写真をたくさん撮ったので、よかったらそこから工場の独特な雰囲気を感じとってみて下さい。働いている人、使い込まれた機械や道具たちが生き生きしています。